シェルターから独立後の生活
シェルターに入って2週間後、次に暮らし始める土地での新たな生活が始まりました。
まず、最初に携帯電話2台目を登録しに行きました。
以前使っていた番号のままだと、相手から何度も連絡がくるためです。着信拒否にしていても、GPSなどで特定される場合があるため、極力電源を落として使用していました。新しい番号で家族、友人に周知しSNSやLINEなども変更する必要があります。
思わぬところから番号や情報が漏れることがあるため、DV夫と関わりのある友人・知人関係との連絡を絶ちました。
さみしい気もしましたが、DV夫が住んでいた地域は田舎の閉鎖的な空気が流れているような場所だったので(私が住んでいるところもそうかもしれませんが、もっと)、ちょっと馴染みにくっかったため逆に良かったのかもしれません。
あと、車のナンバープレートを替えました。
自動車協会に行けば変更できます。
番号がそのままだと、特定される場合があります。車も車種を替えた方が良いかもしれませんが、なんせお金がかかるため(笑)
デコレーションやぬいぐるみ、クッションなど置いておられる場合は一掃して替えた方が良いです。特定されにくいようにしないと、せっかく逃げてきたのに努力が水の泡になります。
シェルターを出る前に、裁判所へ行き、DV法に基づいた接近禁止令など適応できるか判断してもらい、確か許可されたかなんかで、警察へ情報提供がされた様な気がします(定かでなくて申し訳ないですが…)。
新たな地での警察からも連絡が来て、情報提供を求められるため30分~1時間くらいお話をしに警察署へも行きました。
その際に電話番号を登録し、登録した電話番号から警察へ連絡すると、GPSで場所がわかりすぐに現場に駆けつけてくれる、というシステムがある様です。
職場は自己退職という形になりましたが、有休が残っていたため(仕事している時には使用できなかった名ばかりの有休)、区切りの良いところまで使用しました。
退職金も一応出ましたが、5年間看護師として勤めて、60万。
県職員扱いになりますが、この金額…少ないのやら多いのやら。
一応生活の足しにはなりました。
それから、無職の生活。
今思えば、ハローワークに行って職に就くまでの間、給付金でも申請しておけばよかった…と後悔しましたが( ;∀;)
給付金が出るのは、自己退職の場合3か月後からみたいなので、3か月後には新たな職場に就職していたため結局出ていなかったかも。
また、この制度については記事にまとめたいと思います。
久々に仕事にとらわれない生活が送れるようになり、最初の頃は友人と旅行に出かけたり、一人旅に出たりしていました。
一人旅、したことがなかったのですが案外してみると楽しい!
自分で行きたいところを決めて、自家用車で行ったり。
食事時はちょっとさみしいかな、なんて思いましたが意外と一人でもお店に入れたり。
今ではそんな旅行も行けなくなってしまいましたが、良い経験になりました✨