朝逃げした日
市役所へ離婚届けを取りに行く数週間〜1ヶ月前から、私は荷物をまとめ始めていました。
いわば断捨離と、必要最低限の物(通帳、ハンコ、マイナンバーカードなどのカード類や大事な書類、数日分の着替、下着等)を鞄にまとめておきました。
家族、友達などの連絡先が書かれた物はシュレッダーで処分したり(DV夫が連絡する可能性が高いため)、持ち出す手帳などに転記しておきました。
DVの証拠を残すため、日記に詳しくなにをされてどんな気持ちになったか書いたり、DV相談窓口などに電話して記録を残してもらったり…
電話相談は、ちょっと年配の女性が出てきて、「旦那と離婚を考えていて…」と話したら、「あなた結婚してから何年目?まだ若いんでしょ?もうちょっと頑張ってみたら?」みたいなことを言われて、電話しないほうが良かったな〜と思ったけど😣
でも、記録が残るならいいかなと思ったり。
夜勤後、自宅へ直帰せずに市役所に寄り、離婚届けをもらったついでに職員さんにDV相談をしてみました。
DV相談を受ける専門の方がおられ、別室に通され詳しくお話をしました。
内容によっては、もしかしたらすぐに保護という形になるかもしれない。可能性が高い。一旦会議にかけて協議するので、ちょっと待ってほしい。保護になればシェルターに避難という形になるので、必要最低限の物を持って来てほしい、と。
1〜2時間の間だったと思いますが、その間に私は家に戻り荷物を取りに行きました。
(後で、自宅に戻るのは危険行為だと職員さんに注意されましたが💦)
旦那は幸い仕事に行っていて、姑がいましたが…。
何とか見つからないように荷物だけは持ち出せました。
保護されるまでの時間、シェルターに入るとなかなか外界に出られないため(見つからないように、あまり出られなくなるため)、モスバーガーで昼食を取りました。
バーガーを食べながら、これでしばらく外食はできない。いい方向に向かうといいけど…と深夜明けで眠たいハズなのに、何かドキドキした様な気持ちでした🍔
その後、再び職員さんに会い協議した結果、保護になったこと、これからシェルターへ向かうことを伝えられ、移動手段である私の自家用車も一旦わからない場所へ(見つかりにくい場所へ)移動されました。
シェルターは相手に見つかりにくい、いると想像できない場所にあります。
口外するのは禁止されており、シェルターに保護中は携帯電話やパソコン、車などは利用できません。
これは、位置情報で場所が特定されるのを防ぐためと、自身がつい相手に連絡してしまう、行動するのを防ぐためです。
電源は切って、職員さんが預かります。
DV被害者はマインドコントロールで、相手が怒るのは自分が悪いからだと感じがちです。
加害者がコロッと態度を一変させ、俺が悪かった。次からは大切にするから、戻ってきてほしい。と懇願されると、つい、次は大切にしてくれるかも、と期待して相手のもとへ戻ってしまう方も中にはいるようです。
大概、DV加害者は口だけで直しません。
信じたらいけません。
今回のシェルターはアパートみたいなタイプで、トイレ、浴室、冷蔵庫、お部屋がついてました。
保護されてからの流れは次の記事に続きます🙏